2021-05-27から1日間の記事一覧

『ぼくが消えた日』(金重剛二)

1974年偕成社刊。SFなのか不条理ものなのか判然としない奇妙な作品です。 主人公の道雄が「少年の科学」という雑誌の反物質に関する記事を読む場面から、物語は始まります。道雄はじぶんとそっくりな〈反ぼく〉と出会ってしまい、なぜか公園のベンチに変身し…