第2章は、ネズミが火藍とふたりで会談。紫苑に関する重要な決意を表明します。「紫苑をあなたから奪ってもいいか」という言い方をするネズミがアレですが、任せてしまう火藍もなかなかです。
ごめんなさい。
わたしたちの付けを、あなたたちに預けてしまった。
消極的にであっても、NO.6のディストピアのシステム維持に荷担してしまったことに火藍は罪悪感を抱いています。子ども時代に「NO.6」をリアタイした世代ももう社会に責任を持つおとなになっているので、火藍側にも共感するようになっているのではないでしょうか。
今巻で紫苑は、意外な人事で未来への希望をみせてくれました。しかし、少年側が輝くとその少年性を消費するおとなの欺瞞もみえてしまうのが難しいところです。
ところで、ネズミが人参を振り上げて紫苑を追いかけ回すファンアート、どこかに転がってませんか?
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