2026-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ンビリの王子、旅にでる』(作・長江優子 絵・fancomi)

ンビリの王子、旅にでる (くもんの児童文学)作者:長江 優子KumonAmazonカタカナ大陸には「ア」から「ヲ」で始まる名前の45の王国がありました。「アッケラカン王国」「イカンガル王国」「ウンパカ王国」「エンヤコラ王国」などなど。ただし物語の主人公は大…

『秘密のフリンドル・ファイル』(アンドリュー・クレメンツ)

秘密のフリンドル・ファイル作者:アンドリュー・クレメンツ講談社Amazon現代アメリカを代表する児童文学作家のひとりアンドリュー・クレメンツの遺作。いたずらの天才ニックがみんなでペンを「フリンドル」と呼び言葉を乗っ取ろうといういたずらを思いつき騒…

『あの子は一番』(朝比奈あすか)

あの子は一番 (福音館創作童話シリーズ)作者:朝比奈 あすか株式会社 福音館書店Amazon主人公の安東あかりは、勉強ができて足も速く絵も上手で女子グループの中心にいる子でした。しかし3年生のときにあらゆる面で自分よりハイスペックな青山真琴が転校してき…

『もしも算数嫌いの小学生が算数の国でゾンビと出合ったら?』(緑川聖司)

【もしノベル】もしも算数嫌いの小学生が算数の国でゾンビと出合ったら?作者:緑川 聖司朝日新聞出版Amazon小学六年生の亜理沙は、算数が大嫌い。花子さんがみかんとリンゴを買いにいく問題に、みかんとリンゴが安すぎるとかスマホ決済でよくないかとかぶつ…

『どんな いえ?』(藤野可織/作 さかたきよこ/絵)

どんな いえ? (15) (怪談えほん 15)作者:藤野 可織岩崎書店Amazon怪談えほん2年ぶりの新作。芥川賞作家でありながら絵本『ぼくは』やポプラキミノベルのホラーアンソロジー『てのひら怪談』で子どもたちにもゾクゾクした薄気味悪い恐怖を植えつけている藤野…

『お元気部屋へようこそ』(安田夏菜)

お元気部屋へようこそ作者:安田 夏菜小学館Amazonおせんべい屋の娘のお咲は、計算が得意な賢い子。憧れの寺子屋に通わせてもらえることになり、期待に胸を躍らせていました。しかし、実際の寺子屋はみすぼらしくて期待外れ、お師匠さまもどちらかというとお…

『けだもの赤子』(エドワード・ゴーリー)

けだもの赤子作者:エドワード・ゴーリー河出書房新社Amazonみんな大好きエドワード・ゴーリー。でも、そのなかでもとりわけ素直に好きと表明するのが難しい作品です。なにしろ、刊行してくれる出版社が現れず完成から10年日の目をみなかったので、ゴーリー自…

2025年の児童文学

真昼にも星が光ると知ったのは (teens’ best selections 70)作者:梨屋 アリエポプラ社Amazon2025年で最も注目すべき作品は、常に時代に先行して認識されにくい弱者をすくいあげてきた梨屋アリエの久しぶりの新作です。様々な社会問題を織りこみながら、重さ…