児童書・海外

『スーパー・ノヴァ』(ニコール・パンティルイーキス)

スーパー・ノヴァ作者:ニコール・パンティルイーキス発売日: 2020/11/24メディア: ハードカバーノヴァは「読めず、話せず、重い知恵遅れ」だと大人たちから思われている女子。姉のブリジットだけがノヴァに知性があることを理解していて、ノヴァの大好きな宇…

『チェリー・シュリンプ』(ファン・ヨンミ)

チェリーシュリンプ わたしは、わたし作者:ヨンミ, ファン発売日: 2020/12/01メディア: 単行本韓国の児童文学。ダヒョンはクラス替え時の席替えで最悪の席を引いてしまったため、落ちこんでいました。周囲にあまり打ち解けようとしないウンユの隣になってし…

『町にきたヘラジカ』(フィル・ストング)

町にきたヘラジカ (児童書)作者:フィル・ストング発売日: 2021/01/16メディア: 単行本かつて学研から1969年に刊行された『町にきたヘラジカ』*1が徳間書店から復刊。訳は瀬田貞二先生なので、良質であることは請け合いです。 ミネソタ州のビワビクという寒い…

『きみのいた森で』(ピート・ハウトマン)

きみのいた森で (海外ミステリーBOX)作者:ピート・ハウトマン発売日: 2021/01/22メディア: 単行本2019年のエドガー賞児童文学部門を受賞したSF児童文学。森で遊ぶのが大好きな少年スチューイは、おじいちゃんからひいおじいちゃんの話を聞くのが大好きで、密…

『オン・ザ・カム・アップ  いま、這いあがるとき』(アンジー・トーマス)

オン・ザ・カム・アップ いま、這いあがるとき (海外文学コレクション)作者:アンジー・トーマス発売日: 2020/12/16メディア: 単行本白人警官が黒人に暴行をはたらき、その動画が拡散され公正を求める声が巻き起こる、こんな展開を我々は、現実でもフィクショ…

『かるいお姫さま』(ジョージ・マクドナルド)

かるいお姫さま作者:マクドナルド,ジョージ発売日: 2020/11/12メディア: 単行本『金の鍵』と同時に、モーリス・センダックの挿絵のついた『かるいお姫さま』の愛蔵版が刊行されました。『金の鍵』はひたすら美的な世界を堪能するタイプの作品だったのに対し…

『金の鍵』(ジョージ・マクドナルド)

金の鍵作者:マクドナルド,ジョージ発売日: 2020/11/12メディア: 単行本 人間は、ふつう、だれでも、性質の異なる二つの世界に関心を持っています。その一つは、日常の世界、自分の五官によって知ることのできる世界です。二つめは、自分の想像によって創り出…

『詩人になりたいわたしX』(エリザベス・アセヴェド)

詩人になりたいわたしX作者:エリザベス・アセヴェド発売日: 2021/01/20メディア: 単行本カーネギー賞・全米図書賞(児童文学部門)他、多数の児童文学賞を受賞しているアメリカのYAの邦訳が登場。主人公のシオマラは、ドミニカからの移民の二世で、ニューヨ…

『インディゴをさがして』(クララ・キヨコ・クマガイ)

インディゴをさがして作者:クマガイ,クララ・キヨコ発売日: 2020/11/04メディア: 単行本 色のなかで、いちばん最後に名前がついたのが、藍色(インディゴ・ブルー)でした。 この色は、世界のたくさんの言葉で、それぞれちがうふうによばれていたのです。 た…

『けんこうだいいち』(マンロー・リーフ)

けんこうだいいち作者:マンロー・リーフ発売日: 2018/06/29メディア: 大型本マンロー・リーフの『けんこうだいいち』が、復刊ドットコムで復刊されていました。『おっとあぶない』や『みてるよみてる』のようなマンロー・リーフのこの系列の作品は、危険なこ…

『オール・アメリカン・ボーイズ』(ジェイソン・レノルズ ブレンダン・カイリー)

オール・アメリカン・ボーイズ作者:レノルズ,ジェイソン,カイリー,ブレンダン発売日: 2020/11/18メディア: 単行本黒人の少年ラシャドと白人の少年クインのふたりが交互に語り手を務める構成の作品です。店で万引きを疑われたラシャドは無抵抗にも関わらず白…

『魔笛の調べ ドラゴンの来襲』(S・A・パトリック)

魔笛の調べ1 ドラゴンの来襲 (魔笛の調べ 1)作者:パトリック,S.A.発売日: 2020/12/21メディア: 単行本魔法使いや魔法の曲を操る笛ふき、ドラゴンなどの怪物がいる世界を舞台にしたファンタジー。人間の子どもだけでなくドラゴンまでも餌食にしたハーメルンの…

『きみがまだ知らないティラノサウルス』(ベン・ギャロッド)

きみがまだ知らないティラノサウルス (ハヤカワ・ジュニア・サイエンス)作者:ベン ギャロッド発売日: 2020/11/25メディア: 単行本きみがまだ知らないトリケラトプス (ハヤカワ・ジュニア・サイエンス)作者:ベン ギャロッド発売日: 2020/11/25メディア: 単行…

『夜の妖精フローリー』(ローラ・エイミー・シュリッツ)

夜の妖精 フローリー (ティーンズ文学館)作者:シュリッツ,ローラ・エイミー発売日: 2020/10/29メディア: 単行本フローリーは夜の妖精。妖精は何十年何百年と生きると強力な魔力を持つようになりますが、不幸にもフローリーは生後三ヶ月でコウモリにつばさを…

『小さな悪い本』(マグヌス・ミスト/作 トーマス・フッスング/絵)

小さな悪い本作者:ミスト,マグヌス発売日: 2019/08/31メディア: 単行本日本人がこのタイトルをみると思い浮かべるのは宮部みゆきのこれですが、そこまでの猛毒本ではないので安心して子どもに手渡して大丈夫です。怪談えほん (1) 悪い本作者:宮部 みゆき発売…

『10分あったら…』(ジャン=クリストフ・ティクシエ)

10分あったら… (文研じゅべにーる)作者:ジャン=クリストフ・ティクシエ発売日: 2020/07/30メディア: -父親の失業のためパリから田舎に引っ越した少年ティムは、二日間の留守番を命じられます。田舎で友だちもいない環境での留守番は、どう考えても楽しいも…

『紙の心』(エリーザ・プリチェッリ・グエッラ)

紙の心 (STAMP BOOKS)作者:エリーザ・プリチェッリ・グエッラ発売日: 2020/08/08メディア: 単行本(ソフトカバー) でも、幸せになれるんなら、わずかな犠牲じゃない? (p162) 恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう。だのに、己の中の人間は、その…

『秘密のノート』(ジョー・コットリル)

秘密のノート: JELLY (児童単行本)作者:ジョー・コットリル発売日: 2020/06/03メディア: 単行本ジェリーは、モノマネが得意な女子。ギャグギャラとしてクラス内の地位を確立しています。そんな彼女ですが、人には言えない悩みをいくつも抱えていました。太っ…

『兄の名は、ジェシカ 』(ジョン・ボイン)

兄の名は、ジェシカ (アニノナハジェシカ)作者:ジョン・ボイン発売日: 2020/04/16メディア: 単行本サムの兄のジェイソンは、スポーツマンでみんなの人気者。難読症のサムのために本を読み聞かせてくれるという優しい面も持っていて、サムにとっては自慢の兄…

『フレンドシップ ウォー こわれたボタンと友情のゆくえ』(アンドリュー・クレメンツ)

フレンドシップ ウォー こわれたボタンと友情のゆくえ (文学の扉)作者:アンドリュー・クレメンツ発売日: 2020/07/09メディア: 単行本数学や科学を愛する少女グレースは、不動産業を営んでいるおじちゃんに新しく購入した工場跡地に連れて行ってもらいます。…

『エミリーとはてしない国』(ケイト・ソーンダズ)

エミリーとはてしない国 (ポプラせかいの文学)作者:ソーンダズ,ケイト発売日: 2020/03/04メディア: 単行本エミリーには、長い闘病生活を送っているホリーという姉がいました。エミリーはホリーとクマのぬいぐるみのブルーイが一緒にスモカルーンという魔法の…

『おいで、アラスカ!』(アンナ・ウォルツ)

おいで、アラスカ! (フレーベル館 文学の森)作者:ウォルツ,アンナ発売日: 2020/03/23メディア: ハードカバースウェンとパーケル、中学校で同じクラスになったふたりが交互に語り手を務める構成になっています。ふたりのつながりは、アラスカという犬との縁…

『影を呑んだ少女』(フランシス・ハーディング)

影を呑んだ少女作者:フランシス・ハーディング発売日: 2020/06/22メディア: 単行本大人気フランシス・ハーディングの邦訳3作目は、ピューリタン革命の時代を舞台にしたファンタジーです。主人公の少女メイクピースの一族には、死者の霊を取りこむ特殊能力が…

『春の嵐 ペンダーウィックの四姉妹4』(ジーン・バーズオール)

ペンダーウィックの四姉妹4 春の嵐 (Sunnyside Books)作者:ジーン・バーズオール発売日: 2020/06/10メディア: 単行本「ペンダーウィックの四姉妹」シリーズ第4弾。長女ロザリンドはもう大学生、来年は次女スカイ、再来年は三女ジェーンも大学に入学します。…

『わたしの全てのわたしたち』(サラ・クロッサン)

わたしの全てのわたしたち (ハーパーコリンズ・フィクション)作者:サラ クロッサン発売日: 2020/06/10メディア: 単行本2016年のカーネギー賞受賞作。グレースとティッピは結合双生児として生まれました。ふたりは家庭で教育を受けていましたが、有志の人たち…

『月のケーキ』(ジョーン・エイキン)

月のケーキ作者:ジョーン・エイキン発売日: 2020/04/10メディア: 単行本英国ファンタジーの巨人ジョーン・エイキンの短編集。 表題作「月のケーキ」は、爆弾製作の実験の失敗で歴史のある実家を炎上させるという豪快なやらかしをしてしまった少年トムの物語…

『ぼくと母さんのキャラバン』(柏葉幸子)

ぼくと母さんのキャラバン (文学の扉)作者:柏葉 幸子,泉 雅史発売日: 2020/04/23メディア: 単行本ある晩、牛乳を飲みに台所に行った小学5年生のトモは、人語を話す巨大ネズミに出くわしました。「前殿」と呼ばれるネズミは、トモの母親の「ゆみえ殿」を探し…

『ぼくたちがギュンターを殺そうとした日』(ヘルマン・シュルツ)

ぼくたちがギュンターを殺そうとした日 (児童書)作者:ヘルマン・シュルツ発売日: 2020/03/07メディア: 単行本1945年のドイツの農村が舞台。村の子どもたちは、難民の子どもで「頭がいかれている」と見做されているギュンターという少年に石を投げつけて暴行…

『精霊のなみだ』(湯湯)

精霊のなみだ (トゥートゥルとふしぎな友だち)作者:湯, 湯発売日: 2020/02/10メディア: 単行本中国の志怪童話「トゥートゥルとふしぎな友だち」の第3弾。2巻がおとなしめだったので油断してましたが、そもそもこのシリーズは悲劇性が売りでしたね。 今回トゥ…

『この海を越えれば、わたしは』(ローレン・ウォーク)

この海を越えれば、わたしは作者:ウォーク,ローレン発売日: 2019/11/05メディア: 単行本『その年、わたしは嘘をおぼえた』のローレン・ウォークの第2作。2018年のスコット・オデール賞受賞作。 舞台は1920年代のエリザベス諸島。主人公のクロウは生まれてす…