はやみねかおる・松原秀行、講談社ノベルスに登場

赤い夢の迷宮 (講談社ノベルス)

赤い夢の迷宮 (講談社ノベルス)

 講談社ノベルスの5月の新刊を見にいって驚きました。はやみねかおる松原秀行、児童書ミステリ界を代表する作家に乗っ取られているではありませんか。
 はやみねかおるは「勇嶺薫」名義で「赤い夢の迷宮」を発表しました。あえて今時の講談社ノベルスっぽくない表紙デザインを採用しているところに彼の心意気が感じられます。
 一方で表紙の萌え化も末期の様相を呈しているのが、一般向けミステリと児童書を越境して活躍している蘇部健一の新作「六とん3」です。びんちょうタンインパクトのおかげであまり目立っていませんが、松原秀行が帯の推薦文を担当しています。これは松原秀行の講談社ノベルスデビューへの伏線なのでしょうか。六とん3 (講談社ノベルス)