「紫屋敷の呪い 写楽ホーム凸凹探偵団②」(那須正幹)

 1巻で赤ちゃん行方不明事件を解決した探偵団。2巻ではもう依頼が来るほど偉くなっています。県内の大企業の会長の下に届いた脅迫状について相談を受けます。差出人は30年前の放火事件で死んだはずの男。様々な因縁が絡み、惨劇の幕が来ます。
 この依頼を取り付けてきたのが写楽ホームの院長。ホームの名前からわかるように相当なシャーロキアンです。院長はホームズのまねをして、子供たちの経歴を推理しますが、見事にはずします。困った人だ。
 子供たちが院長に「べーカー街遊撃隊*1」呼ばわりされてむくれるのもかわいいです。

*1:要するに浮浪児扱いということですね。