ポプラ社がジャイブを買収

 ポプラ社がまたやらかした。

4月26日付で、コミックやノベルスなどを発行するタカラの子会社・ジャイブの全株式を取得。近年、児童書分野だけでなく一般書などにも進出しているポプラ社が、さらなる事業拡大を図る。
http://www.shinbunka.co.jp/

 CAXの日記さんのエントリーで知りました。児童文学ファンとしては、狙っている層がかぶっているであろうポプラ社「Dreamスマッシュ!」と「カラフル文庫」の今後の扱いが気になります。やりようによっては児童向けライトノベルレーベルの勢力図が激変するかもしれません。レーベルとしては出遅れた感があるものの、実績のある児童文学作家を起用し、そこそこのレベルを保っている「Dreamスマッシュ!」。かたや「カラフル文庫」は深沢美潮ひかわ玲子、あちたろう(阿智太郎)等、ラノベの血を積極的に入れていることが特長です。さらに、さとうまきこのミステリーシリーズやあさのあつこのほたる館シリーズなど、ちょっと昔の名作を掘り起こした功績も見逃せません。両者の長所をうまく生かすことができれば、多様な販売戦略を展開できるはずです。