青い鳥文庫がいつの間にか電撃文庫になっていた

　池田美代子の講談社青い鳥文庫の新シリーズの感想を書くつもりだったのですが、画家が電撃文庫「七姫物語」の尾谷おさむになっていたことに驚いたので、最近の青い鳥文庫を振り返ってみました。
　青い鳥文庫は児童向けの文庫を代表するレーベルですが、いまや表紙だけを見るとライトノベルレーベルの電撃文庫と区別がつかなくなっています。

こっちが電撃文庫

空ノ鐘の響く惑星で―外伝‐tea party’s story‐ (電撃文庫)

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))

七姫物語〈第4章〉夏草話 (電撃文庫)

悪魔のミカタ666〈4〉スコルピオン・デスロック〈下〉 (電撃文庫)

こっちが青い鳥文庫

聖徳太子は名探偵!! タイムスリップ探偵団と超能力バトル?の巻 (講談社青い鳥文庫)

あやつり人形の教室―カードゲームクロニクル〈2〉 (講談社青い鳥文庫)

秘密のオルゴール-摩訶不思議ネコ・ムスビ 1- (講談社青い鳥文庫)

黒魔女さんが通る!!―ライバルあらわる!?の巻 (講談社青い鳥文庫)

　岩崎美奈子、緒方剛志、尾谷おさむ、藤田香といった面々が両レーベルで活躍しています。ちなみに上に挙げた「カードゲーム」シリーズと「タイムスリップ探偵団」シリーズは、シリーズの途中で画家が変更されています。ビフォーアフターはそれぞれこんな感じ。

「カードゲーム」シリーズ

カードゲームの呪い―闘わずにはいられない (講談社青い鳥文庫―SLシリーズ)

風水アドベンチャー―カードゲームクロニクル〈1〉 (講談社青い鳥文庫)

「タイムスリップ探偵団」シリーズ

牛若丸は名探偵! 源義経とタイムスリップ探偵団 (講談社青い鳥文庫)

坂本龍馬は名探偵!! ― タイムスリップ探偵団と龍馬暗殺のナゾの巻 ― (講談社青い鳥文庫)

　このあたりから、講談社が明確な意図を持ってこの方向に進んでいることがうかがえます。