その他今月読んだ児童書

獣の奏者(1) (講談社青い鳥文庫)

獣の奏者(1) (講談社青い鳥文庫)

 実はまだ読んでいませんでした。青い鳥文庫で出るのでそれで読もうと思っていたら、いつの間にかアニメまで始まってすっかり取り残されることに。面白いことがわかっている本はどうしても後回しになってしまいます。まあゆっくり読み進めていきましょう。
「おまえだ!」とカピバラはいった

「おまえだ!」とカピバラはいった

 講談社の書き下ろし100冊もまだこれしか読んでいません。内容はいつもの斉藤洋節でした。
あわてんぼうなお姫さま―7人のプリンセスのお話 (じぶんを見つける物語)

あわてんぼうなお姫さま―7人のプリンセスのお話 (じぶんを見つける物語)

くいしんぼうなおばけ―ヘンなおばけの7つのお話 (じぶんを見つける物語)

くいしんぼうなおばけ―ヘンなおばけの7つのお話 (じぶんを見つける物語)

 日本児童文芸家協会編集のアンソロジー。低学年向けの本として非常に丁寧に作られている感じがします。各話ごとにイラストレーターが違うのも楽しいです。
れっつ!スイミング

れっつ!スイミング

 次良丸忍の待望の新作です。彼らしい楽天性があっていい作品なのですが……。やっぱり次良丸忍は非モテ男子のために小説を書かないとダメだと思うのです。彼らのルサンチマンの逃げ場を作れる作家は次良丸忍しかいないのですから。
ぶらい、舞子 (Y.A.Books)

ぶらい、舞子 (Y.A.Books)

 16歳の少女が父親の死の謎を追って人生の暗部に足を踏み入れてしまうお話。「無頼」という言葉は今となっては死語ですが、この本を読めば若い読者にもその意味がわかるのではないかと思います。
千年の時を忘れて (エンタティーン倶楽部)

千年の時を忘れて (エンタティーン倶楽部)

 「千年の時をこえて」の続編。あんな終わり方をしたのにマコマ帰ってきちゃうのかよ、と余計なことを考えながら読んでいたら、冒頭に挨拶代わりに仕掛けられた罠にまんまと引っかかってしまいました。もちろんミステリとしての出来もいいですが、激甘なラブストーリーとしても楽しめます。シーちゃんとマコマのお互いにツンデレなバカップルぷりがほほえましくてよいです。