その他今月読んだ児童書

たまごを持つように

たまごを持つように

弓道部スポ根小説です。
夏の階段 (ピュアフル文庫)

夏の階段 (ピュアフル文庫)

昨年のベスト級の作品が早くも文庫落ちしたのですから、買わない理由はありません。木地雅映子の「マイナークラブハウス」とあわせて確保しておくべきです。梨屋アリエ木地雅映子の二者はピュアフル文庫のカラーを象徴しています。
封じられた街・薄氷(うすらい)のディープシャドウ (TEENS' ENTERTAINMENT6)

封じられた街・薄氷(うすらい)のディープシャドウ (TEENS' ENTERTAINMENT6)

前巻は得体の知れない怪異が街を浸食する様子が怖くてよかったのですが、この本でその正体が明かされてからはややパワーダウン。と思いきや、後半は生と死の境界の世界を独特の感性で描き、面白い読後感を残してくれました。
晴れた朝それとも雨の夜 (単行本図書)

晴れた朝それとも雨の夜 (単行本図書)

泉啓子の短編集です。
山頭火ウォーズ レイの青春事件簿(3) (YA! ENTERTAINMENT)

山頭火ウォーズ レイの青春事件簿(3) (YA! ENTERTAINMENT)

パスワードシリーズ外伝の第3巻。自由律俳句でチームバトルという、文化部小説でしかできないばかばかしい展開が楽しかったです。
まるまれアルマジロ!―卵からはじまる5つの話

まるまれアルマジロ!―卵からはじまる5つの話

露骨に二匹目のドジョウを狙ってきましたね。あんまり大人受けばかり狙うのはどうかと思います。
デーモンズ・レキシコンI 魔術師の息子

デーモンズ・レキシコンI 魔術師の息子

こっちは別の意味で狙いすぎです。
国境まで10マイル―コーラとアボカドの味がする九つの物語

国境まで10マイル―コーラとアボカドの味がする九つの物語

テキサス州最南部を舞台に、メキシコ系の少年の日常を描いた短編集です。どの作品も苦い後味を残すのは、主人公がメキシコ系のマイノリティだからだというわけではなく、どこの世界にも共通する少年時代の苦さをうまく描き出しているからなのでしょう。
ホワイトダークネス〈上〉 (YA Dark)

ホワイトダークネス〈上〉 (YA Dark)

ホワイトダークネス〈下〉 (YA Dark)

ホワイトダークネス〈下〉 (YA Dark)

ジェラルディン・マコックランによる南極冒険小説。南極探検のスコット隊のローレンス・オーツが主人公の少女シムに脳内彼氏として飼われているという設定がユニークです。主人公の名前はジョン・クリーブス・シムズにちなんで付けられたものでした。とりあえずシムズが好きな人にはおすすめです。