その他今月読んだ児童書

言霊師どーも―転校生と図書室のヒミツ (カラフル文庫)

言霊師どーも―転校生と図書室のヒミツ (カラフル文庫)

時海結以の新シリーズ。美少年転校生を探偵役にした学園パズル小説です。悪くはないのですが、時海結以の才能を生かしきれていません。時海結以はそろそろ本格的なファンタジーを書くべきだと思うんですけど、どっかに彼女にハードカバーでファンタジーを書かせてくれる出版社はないものでしょうか。
時空忍者 おとめ組!(2) (講談社青い鳥文庫)

時空忍者 おとめ組!(2) (講談社青い鳥文庫)

「時空忍者おとめ組!」の第2巻。物語の疾走感が半端ではありません。
新 妖界ナビ・ルナ(1) ガラスの指輪 (講談社青い鳥文庫)

新 妖界ナビ・ルナ(1) ガラスの指輪 (講談社青い鳥文庫)

やっぱりルナはおんぼろアパートに住んでいて、所帯じみてなくてはいけませんね。
恐竜がくれた夏休み

恐竜がくれた夏休み

「バイバイスクール」「オタカラウォーズ」に続く夏休み三部作の三作目。構想が15年前だそうなのですが、人間以外のものに道徳的なお説教をさせる手法はさすがにもう古すぎると思います。
月のえくぼ(クレーター)を見た男 麻田剛立 (くもんの児童文学)

月のえくぼ(クレーター)を見た男 麻田剛立 (くもんの児童文学)

江戸時代の天文学者麻田剛立の伝記です。児童向けのなでさらっと読めてしまいますが、相当な労作のはずです。
モンタギューおじさんの怖い話

モンタギューおじさんの怖い話

あんまり怖くなかった。
マルコヴァルドさんの四季 (岩波少年文庫)

マルコヴァルドさんの四季 (岩波少年文庫)

関口英子による新訳版が出て、今まで絶版になっていたことを知りました。カルヴィーノを絶版にするなんてありえないでしょう。あらためて瀬田貞二の偉大さを確認。
子どもの本ハンドブック

子どもの本ハンドブック

おすすめ本500冊に選ばれている唯一のライトノベルがなぜ「大正野球娘。」なのかという問題は検討する必要がありそうです。選者のひこ・田中の趣味だと言ってしまえばそれまでですが。