その他今月読んだ児童書

ウェイサイド・スクールはますますへんてこ

ウェイサイド・スクールはますますへんてこ

『ウェイサイド・スクールはきょうもへんてこ』の続編。前作よりナンセンス度が増していて、いい感じの不条理ショートショートになっていました。
最果てのサーガ〈1〉鹿の時

最果てのサーガ〈1〉鹿の時

最果てのサーガ〈2〉影の時

最果てのサーガ〈2〉影の時

アルゼンチンの作家の作品ということで、日本では紹介されることのあまりないラテンアメリカ児童文学です。四部作の第二部まで邦訳版が刊行されました。善と悪の戦いを描いたオーソドックスなファンタジーです。
「遺伝子組みかえ」だいさくせん

「遺伝子組みかえ」だいさくせん

ひげが濃いことに悩む女の子が遺伝子組み替えを応用した脱毛クリームを使って脱毛に成功するが、思わぬ副作用に苦しまされる話。あとがきで作者が「遺伝子を大切にしてください」という意味不明のお説教をしているので、作者が遺伝子や遺伝子組み替えの技術を正しく理解していない可能性が疑われますが、作品はバカSFとして楽しめます。