その他今月読んだ児童書

理科室の日曜日 (わくわくライブラリー)

理科室の日曜日 (わくわくライブラリー)

顕微鏡や人体模型といった学校の理科室に生息する面々が、児童館で働いている友達の天体望遠鏡に会いに行く話です。村上しいこなので、何も考えず笑えるギャグが満載です。

「おれ、むかしから、ギモンがあるねん。」「なになに?」「おならって、もえるのかな?」「はっ?」「だって、おならって、おなかにたまったガスやろ。ガスなら、もえるはずやん。」

科学する心は大事です。ただ、この実験をするのが理科室のフラスコとアルコールランプだというシュールさがなんといってよいやら。

「新ナビ・ルナ」四巻。とうとうルナの残り寿命が明らかに。そして某キャラに死亡フラグが立ったような気がするけど、多分気のせいですよね。
怪盗パピヨン steal2 -黒鉛の塔の秘密- (講談社青い鳥文庫)

怪盗パピヨン steal2 -黒鉛の塔の秘密- (講談社青い鳥文庫)

「怪盗パピヨン」二巻。ミステリークラブの仲間が5人に増えました。絶対的な探偵役が君臨するミステリもいいけど、それぞれが個性を生かして事件を解決する集団探偵ものもいいよね。本格ミステリ路線の前作「マジスト」シリーズとはだいぶ趣は変わりましたが、これはこれでいい感じです。
UFOはまだこない

UFOはまだこない

これは全くわかりませんでした。最強だった中学生がどうにもならない現実に敗北感を感じて最強でなくなったという流れは理解できるのですが、その敗北感が何に起因するのかがわからない。全然違う読者層を狙った本を間違って読んでしまったという戸惑いだけが残りました。
最果てのサーガ〈3〉泥の時

最果てのサーガ〈3〉泥の時

最果てのサーガ〈4〉火の時

最果てのサーガ〈4〉火の時

『最果てのサーガ』四部作完結。細切れのエピソードを積み重ねて、壮大な歴史のうねりを巧みに綴りあげた、読み応えのあるファンタジー大作でした。