- 作者: 斉藤洋,ヒロナガシンイチ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/11/15
- メディア: 新書
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この宇宙人、宇宙旅行が出来るくらい文明が発達していて、地球人などバカにしているんですが、そのわりに幽霊を怖がったりして隙のあるところが憎めません。
「進歩的な地球人はぼくたちのことを宇宙人なんていわないんだぜ。それをいうなら異星人っていってほしいな。地球人だって宇宙のなかにいるんだから、宇宙人の一種なんだからね。もっとも異星人っていったって、こっちにいわせればきみたち地球人のほうが異星人なんだけど」
こんな具合に小学生レベルの屁理屈を繰り出してくるところも愉快です。
少年野球でアホ魔球を使う友達が登場したり、両親に自分らの結婚のいきさつを夏休みの自由研究のテーマにするよう強制されたり、愉快なエピソードがたくさん語られていておもしろいです。宇宙人の存在があまり生きていないような気もするけど、ばかばかしくて笑えるからいいか。