ミステリークラブ殺人事件―写楽ホーム凸凹探偵団〈5〉 (講談社青い鳥文庫)
- 作者: 那須正幹,関修一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/07/18
- メディア: 新書
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ミステリオタクのサークルを舞台にすると、ミステリに対するある不毛なつっこみを無効化することができます。それは「なんでそんなまだるっこしい殺し方をするのか?」というつっこみです。これに対する答えは簡単。「なぜなら犯人がミステリオタクだから」このひとことですんでしまいます。
一見穏やかそうに見えながら、嫉妬が渦巻き、水面下で政治工作も行われている。趣味のサークルとはいえ闇の部分をほじくると色々出てきます。ただしこれはあくまでフィクション。現実のミステリオタクの大部分は常識人です。念のため。