- 作者: 二宮由紀子,あべ弘士
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
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大あくまがアオサギと言い争う場面など抱腹ものです。ふたりはアオサギが大あくまより強くて大あくまを食べられるかどうかで言い争っていたのですが、大あくまが自分の方が大きいことを主張したためにアオサギがひるんで、こんなことを言い出します。
……おっ、おっ……おまえなんか、まずそうだから、ぼくは、ほんとはたべたくなんかありませんよーだ!
このセリフは完全な負け惜しみですから、大あくまはここで勝利宣言をしてよいのです。ところが大あくまはまずいといわれたことがくやしくて、「……おっ、おっ……おれさまは、まずくなんか、ありませんよーっだ!」と言い返します。ケンカのレベルが幼稚園児並みで笑えます。この後大あくまは目的を見失って、アオサギがたべたくなるようにおいしそうなマグロに変身しようと奮闘することになります。すばらしい頭の悪さ、最高です。