「影の縫製機」(ミヒャエル・エンデ ビネッテ・シュレーダー)

影の縫製機

影の縫製機

 ミヒャエル・エンデの詩集です。箱入りの豪華本でちょっと値段がはりますが、ファンなら買っておいて損はないでしょう。
 エンデの作品は文明批評が色濃い部分があるので、説教くさい作家だと誤解を受けがちです。しかしこういう短い作品を見ると、彼が狂的な発想力を持ったすばらしいファンタジー作家であることと、冗談好きなおじちゃんであることがわかります。ねこのはげって……。