「どでかいワニの話」(ロアルド・ダール)

どでかいワニの話 (ロアルド・ダールコレクション 8)

どでかいワニの話 (ロアルド・ダールコレクション 8)

 ロアルド・ダールとクェンティン・ブレイクの初コラボ作品だそうです。画面に存在感たっぷりに横たわるワニに合わせて、本文も横書きです。
 ジャングルのどでかいワニが「舌もとろけそうなニンゲンのガキ」を食べるために町に出かけるお話です。ダールは子供を食べる話が本当に大好きですね。
 ワニは子供を捕まえるためにココナツの木やシーソーに擬態して子供を待ち伏せしますが、ことごとくジャングルの動物に阻止されてしまいます。ワニの末路はばかばかしくもダイナミック。短い作品ですがダールの味は出ています。