「卵と小麦粉それからマドレーヌ」(石井睦美)

卵と小麦粉それからマドレーヌ (ピュアフル文庫)

卵と小麦粉それからマドレーヌ (ピュアフル文庫)

 主人公の少女が12歳最後の日に親友から「10月はたそがれの国」をプレゼントされるエピソードが印象的です。そんな特別な日にブラッドベリデビューできた主人公がうらやましいです。これは世に広めましょう。13歳の誕生日の前日に「10月はたそがれの国」をプレゼントして、「みずうみ」を読ませる。ただ、人によってその日が違うので、キャンペーンをはりにくいのが難点ですね。とりあえず小学校の卒業式でも狙って、教員や司書が見所のありそうな子に「10月はたそがれの国」を渡すというのはどうでしょうか。