「RDG2 はじめてのお化粧」(荻原規子)

「RDG」の2巻は学園ものです。きらびやかな裏で陰謀渦巻く学園、「西の善き魔女」のトーラスが思い出されてワクワクしてしまうではありませんか。泉水子はフィリエルよりも世間知らずだから、一体どんなことになってしまうのやら心配で楽しみです。
そういえば、荻原規子ってあまり読者を待たせることのない作家ですよね。代表作の「勾玉三部作」はきちんと一冊ごとに完結しているし、上田ひろみのお話もそうです。シリーズの次の巻を待たされるのは「西魔女」以来です。今は不思議と待たされているのが嬉しいです。面白いお話は待ち時間も含めて楽しめてしまうのですね。