- 作者: ロイス・ローリー,島津やよい
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2013/03/25
- メディア: 単行本
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第1部ではSF的なディストピアが描かれており、いまだにファンがネタばらしを控えるほどの衝撃的な仕掛けが施されていました。第2部はそれに比べれば衝撃度では劣りますが、やはり子供が収奪される凄惨なディストピアが設定されていて、読ませます。
足に障害を持つ少女キラは、庇護者であった母親が亡くなったため、村から追い出されそうになります。そこへ意外な弁護人が現れ、染色の技能を買われてキラは一命を取り留めます。しかし、うまい話だけで終わるはずがありません。キラは第1部の主人公のジョーナスと同様に、醜い社会のシステムを思い知ることになります。